少子高齢化や人口減を背景に仕事の現場ではロボットの導入が加速度的に進んでいます。日本は産業用ロボット大国で、その場は主に自動車工場だったのです。しかし人手不足に悩むさまざまな分野でもロボット版“働き方改革”が広がっています。「公園で運動会やってるよ。見に行こうか」。新生児大のロボットが90代の高齢女性に抱っこされ話しかけたのです。兵庫県尼崎市内の特別養護老人ホーム「ゆめパラティース」のフロアで、女性は満面の笑みを浮かべました。ロボはアンドロイド研究で知られる大阪大の石黒浩教授が開発しました。接する人が自分のイメージを膨らませやすいよう目や口の造形は最低限にとどめています。高齢者の心のケアを図るため、離れた場にいる人が操作し内蔵マイクで会話するのです。同ホームでは今春に一体を初導入しました。利用者の表情が明るくなるなど効果が出ているということです。介護人材が不足する中で、職員のコミュニケーション向上にも役立つことからロボットを増やす予定だということです。

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